近年、図書館のイメージを覆すスポットが金沢に誕生しました。
2022年7月にオープンした石川県立図書館は、広大な吹き抜けと斬新な建築デザインで注目され、読書空間を超えた「文化の森」としても話題です。
本記事では、この「すごい図書館」がなぜ観光客にもおすすめなのか、その魅力を余すところなく紹介します。
目次
石川県立図書館はすごい観光スポット!魅力徹底解説
石川県立図書館は、2022年7月に小立野エリアへ移転オープンし、最新の文化拠点として誕生しました。愛称「百万石ビブリオバウム」にふさわしく、“学びの森”をイメージして設計されており、広大な敷地には緑豊かな環境が広がります。
金沢市中心部の旧館から新館に蔵書約110万冊を移し替え、県民だけでなく観光客にも安心して利用できる充実の施設となっています。
110万冊の蔵書と学びの場
開館時には旧館から約110万冊の蔵書を移設し、北陸有数の規模となりました。蔵書は歴史・文学・科学から漫画・洋書までジャンル豊富で、学びたいテーマの本が幅広く揃います。館内には広々とした閲覧スペースだけでなく、学習室やパソコンコーナー、地元資料コーナーなども完備。地元学生の自習や研究者の調査にも対応する特に充実した学習環境です。
充実のサービスと居心地の良さ
館内には様々なタイプの座席や休憩スペースが配置されており、長時間滞在しても疲れにくい工夫が随所になされています。
カウンター席やソファ、ベンチなど用途に合わせて選べるバラエティ豊かな席が並び、自分だけの「くつろぎスポット」を見つける楽しさがあります。また入館無料のため、観光中の休憩スポットとしても気軽に立ち寄れます。
カフェや休憩スペースも完備
2階には県産食材を使ったメニューが楽しめるカフェが併設されています。おすすめは館内限定のオリジナルコーヒーで、金沢らしい雰囲気の中ゆったりと味わえます。四季折々の景色を楽しめるテラス席もあり、金沢観光の合間にリフレッシュするのにぴったりです。
圧倒的な建築デザインが見どころ

設計者・仙田満氏のコンセプト
設計を担当した建築家・仙田満氏は「学びの森」をキーワードに空間設計を行いました。館内は段状に連なる閲覧席と緩やかなスロープで構成され、本を探しながら森を歩くような感覚が味わえます。
また随所に金沢の伝統色や工芸品を取り入れ、モダンなデザインの中にも地域の歴史を感じさせる演出が施されています。
吹き抜けの大閲覧室「グレートホール」
館内に入ると目に入るのは、高さ15メートルを超える大きな吹き抜け「グレートホール」です。階段状に配置された閲覧席と本棚が円形劇場のように連なり、まるで知のアリーナにいるような壮大な景観をつくり出しています。上階から自然光が降り注ぎ、木の暖かみを感じるインテリアと相まって開放感あふれる空間が広がっています。
外光と伝統を融合した外観
外観はガラス張りのモダンなデザインながら、石川県の伝統色や素材感も巧みに取り入れられています。ガラスパネルとコンクリートが交互に配置されたファサードは、本をめくる様子を連想させる造形です。天井部には大きなガラスルーフを設け、館内に自然光をたっぷり取り込みます。夜には伝統の藍色ライトアップが建物を幻想的に照らし、昼夜で異なる表情を楽しめます。
屋外広場で憩いのひととき
建物前には広い屋外広場も整備されており、散策やイベント会場として活用されています。屋外ステージやテーブル席が備えられ、天気のいい日にはマルシェやミニコンサートなどが開催されることもあります。図書館の広場からは館内のグレートホールがガラス越しに見渡せ、一体感ある景観も楽しめます。
本図書館の愛称は「百万石ビブリオバウム」です。ビブリオバウムはドイツ語で「本の木」を意味し、“学びの森”のコンセプトにふさわしい名称となっています。
| 項目 | 石川県立図書館(新館) | 一般的な公共図書館 |
|---|---|---|
| 開館年・移転 | 2022年(新図書館開館) | 数十年前に建設されていることが多い |
| 蔵書数 | 約110万冊 | 数万~数十万冊 |
| 建築設計 | 吹き抜けの大閲覧室、斬新な階段状レイアウト | 平面的な閲覧室が中心 |
| 主な施設 | グレートホール、多目的室、カフェなど | 閲覧室と少数の附帯施設のみ |
百種類以上の椅子で快適な空間
石川県立図書館では、なんと100種類以上のデザインチェアが館内にずらりと並べられています。カジュアルなソファからデザイナーズチェアまで、色や形も多彩で見ているだけでも楽しいほど。
これらの椅子は日本各地のメーカーやデザイナーが選定したもので、どれに座るか選ぶのも旅の一部です。金沢らしい伝統模様をあしらった座面など、一脚ごとに個性が光る工夫がされているのも特徴です。
最先端デジタルアートやイベント
デジタルアート体験「ブックリウム」
最新技術を取り入れたデジタルアートコーナー「ブックリウム」も大きな魅力です。大きなテーブル型のタッチスクリーンで、本をテーマごとの星座に見立てたインタラクティブな展示を体験できます。画面に触れるだけでページがめくれるように本を探索でき、子供も大人も楽しめる新感覚の図書館体験です。
図書館が舞台!各種ワークショップ
企画展やワークショップが多彩に開かれるのも本館の特徴です。定期的に読み聞かせ会やクラフト教室、歴史講座などが開催され、大人から子供まで参加できます。
- 読み聞かせ会
- 工作・クラフト教室
- 地元文化の講演会
- ミニコンサートや映画上映
子供向けには紙芝居や実験ショーなどのイベントもあり、家族で訪れれば学びながら楽しむことができます。
コンサート・講演会で学びの場に
館内のホールや屋内外スペースではコンサートや講演会も開催されます。伝統芸能からポップスまでジャンル問わず、地元アーティストによる演奏会や著名作家のトークイベントなど、多彩なプログラムで訪問者を魅了しています。
親子連れにも優しい充実のこどもエリア
子供連れの利用者が多いことも、石川県立図書館の大きな特徴です。2階には絵本や児童書が充実したこどもエリアがあり、子供の背丈に合わせた低い本棚やクッション付きのフロアスペースが用意されています。安全面にも配慮され、赤ちゃん連れでも安心して過ごせる授乳室やベビーカー置き場も完備です。
絵本や児童書が充実
こどもエリアには絵本や児童書が何千冊も揃えられ、読み聞かせ絵本のコーナーや大型画面で動画が見られるスペースもあります。地域の小学校と連携した「学年別おすすめコーナー」では、各学年にぴったりな本が並び、親子で自然に読書に触れられる工夫がされています。
イベントで学べる体験プログラム
図書館では定期的にこども向けイベントが開催されます。工作教室や科学実験ショー、図書館探検ツアーなどが企画され、参加型で楽しく学べるプログラムが満載です。夏休みや冬休みには特別イベントも多く、金沢観光の合間に家族で訪れても飽きません。
安心快適!親子専用スペース
親子でゆっくり過ごせるスペースも充実しています。柔らかいマットが敷かれたキッズゾーンでは子供が自由に遊ぶことができ、保護者はゆったりと座って本を読んだり子供と遊んだりできます。館内はバリアフリー設計なので、ベビーカーや車椅子でもそのままスムーズに移動できて安心です。
アクセス・周辺情報:金沢観光にプラスα
石川県立図書館は金沢市中心部からもアクセスしやすい立地です。近くに主要観光地が点在しており、観光プランに組み込みやすいのも魅力です。
金沢駅や観光地からのアクセス
金沢駅からはバスやタクシーで約15分程度、路線バス「大桑」または「小立野下」バス停が最寄りです。徒歩の場合は距離約3kmなので、晴れていれば兼六園を経由して歩くのもおすすめです。周辺には兼六園や金沢城、21世紀美術館などの人気スポットが集まり、文化的な観光拠点の一角となっています。
周辺観光スポットと組み合わせ
図書館は兼六園や金沢城といった主要観光地からほど近く、セットで訪れる観光客が増えています。例えば兼六園から歩いて向かえば自然と街並みを楽しめますし、帰りに金沢駅周辺の飲食店でランチを楽しむのも良いでしょう。小立野周辺には伝統工芸の体験施設やカフェも点在しており、図書館周辺だけで半日ほどゆったり過ごすことができます。
開館情報:入館無料で誰でも気軽に
図書館は入館無料で、誰でも自由に利用できます。開館時間は午前10時から午後7時まで(年末年始を除く)で、予約不要。ただし大型イベント開催時には館内が混雑することもあるため、ゆっくり見学したい場合は平日午前中の利用がおすすめです。公式サイトにイベント情報や休館日が掲載されているので、事前にチェックすると安心です。
駐車場やバス利用の案内
車でのアクセスでは、図書館専用駐車場(無料)が完備されており約160台を収容できます。特に週末や祝日は混雑するので、早めの来館を心がけましょう。路線バス利用の場合は主要駅や観光地から乗り換えなしでアクセス可能な「大桑」「小立野下」バス停が便利です。
まとめ
石川県立図書館は最新設備とユニークな空間デザインが融合した注目の観光スポットです。建築・蔵書・椅子・デジタルアート・こどもコーナー・カフェなど、あらゆる角度で「すごい」と感じられる要素が盛りだくさん。しかも入館無料で気軽に立ち寄れるため、金沢観光の合間にもおすすめです。金沢に来た際はぜひ「百万石ビブリオバウム」の魅力を体験してみてください。
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